2050年をOKな未来へ。「ゼロカーボンシティかごしま」の取り組み

2022.07.12 Update

カーボンニュートラル ゼロカーボンシティ

2050年をOKな未来へ。「ゼロカーボンシティかごしま」の取り組み

2050年までにカーボンニュートラルを達成する「ゼロカーボンシティかごしま」宣言をした鹿児島市。「2050年をOKな未来へ」というスローガンを掲げる同市の取り組みをご紹介します。 

 2019年に「ゼロカーボンシティかごしま」を宣言 

 桜島や錦江湾といった、雄大な自然に囲まれた鹿児島市。201912月、同市は、2050年までにカーボンニュートラルを実現するという「ゼロカーボンシティかごしま」宣言を行いました 

 カーボンニュートラルの達成に向けては、2022年度からの10年間を対象とした「第三次鹿児島市環境基本計画」や、区域施策や事務事業計画を広くカバーする「ゼロカーボンシティかごしま推進計画」に基づき、さまざまな取り組みを進めています。 

 現在は、南国という特色を活かした太陽光発電や、清掃工場によるバイオマス発電などによるエネルギーの地産地消、電気自動車や燃料電池自動車などゼロエミッションビークルへの助成など、積極的な取り組みを拡大しているところです。 

 2050年をOKな未来へ」のキャッチフレーズを浸透 

 中でも、もっともユニークなのが「2050年をOKな未来へ」という印象的なキャッチフレーズを冠した取り組みの数々です。 

 例えば、20208月からの1年間には「ゼロカーボンシティかごしま」のロゴをラッピングした市電「ゼロカーボンシティかごしま号」が市内を運行し、鹿児島市がゼロカーボンシティを目指すという目標に対する認知度の向上に貢献しました。 

 (市電「ゼロカーボンシティかごしま号」。出典:鹿児島市) 

 また、地域で親しまれている地元企業も「ゼロカーボンシティかごしま」の取り組みに「パートナー企業」として参加しています。 

 今年5月には、こうしたパートナーと連携したイベントを開催し、パネル展示やゴミの分別についてのワークショップなどを開催。6月には、キャンドルナイトを通して、環境への意識を高める啓発活動なども行うなど、市民の方々への認知を高めるよう積極的な活動を続けています。 

 市民への認知を高めるのも重要なアクション 

 鹿児島市の取り組みは、印象的なキャッチフレーズやロゴをうまく活用している点に大きな特徴があるといえるでしょう。市民の方々が普段、よく利用する市電を通してゼロカーボンシティというコンセプトを周知するのは、非常に効果的な啓蒙活動だと考えられます。 

 多くの自治体にとって、何に取り組むかということはもちろん、それをどうやって多くの市民に認知してもらうかということも、同じくらい重要なテーマではないでしょうか。鹿児島市の事例は、こうした課題を乗り越えるひとつのヒントになりそうです。 

 (参考:ゼロカーボンシティかごしま|鹿児島市 

制作:office SOTO 山下幸恵 Facebook